しみの治療

しみの治療

こんにちは。
今日はしみの治療について書いてみたいと思います。

しみは紫外線の影響によるメラニン産生の亢進や、加齢に伴う皮膚の新陳代謝の乱れにより出現してきます。
しみと一概にいっても様々なタイプがあります。
丸い形で平らな茶褐色なものは老人性色素斑。
表面が角化して盛り上がっているいぼのようなものは脂漏性角化症。
地図状に左右対称性に広がっているくすみみたいなものは肝斑。
両頬に小斑状にあり、しみのように見えるけど少し灰色や紫がかったものは実はあざで、太田母斑様色素斑。
などです。
これらが混在していることもよくあります。

しみの治療をする場合はこれらの状態を判断し、単独、または組み合わせあり、経過に応じて治療方法を変えたりして治療を行います。(しみの治療は基本的に保険適応外となります。)

さて、しみの治療と言うと一番にイメージされるのがレーザー治療。
大きめのしみが1〜2カ所のみある場合や、一度の治療効果が高い治療をしたいという場合におすすめの治療です。
①レーザー治療
最も効果的で治療効果が早くでますので、部分的なしみ、盛り上がったしみ、色素の濃いしみなどにはおすすめです。
しみ治療のレーザーには大きくわけて2種類あります。
平らなしみ(老人性色素斑、雀卵斑)は色素を分解するレーザー(Qスイッチレーザー:アレキサンドライトレーザーやルビーレーザー、ヤグレーザーなどの種類があります)
盛り上がったしみ(脂漏性角化症)は皮膚を蒸散させるレーザー(炭酸ガスレーザー)
を使います。(脂漏性角化症は症状によっては、液体窒素や切除などの保険診療を行うこともあります。)

治療後、かさぶたが出来るため軟膏処置が1週間必要となります。
治療後のケアも重要で、かさぶたがとれた後、数週間〜数ヶ月間治療部位がピンク色をした状態になりますので、その間は日焼け止めを塗るようにします。
また、炎症後色素沈着という一時的な色素沈着がでることがあり、改善までに数ヶ月かかることがあります。

広い範囲に大小様々なしみがあったり、くすみ、肝斑、肌の質感なども気になる方におすすめなのは
② 光治療、IPL治療 
治療機器の種類によって、フォトフェイシャル、フォトフェイシャルファースト、フォトブライトなどと呼ばれている場合があります。
治療器によって大きな治療効果の差は出ないので、症状に合わせて適切な強さで照射することが重要な治療です。
当院ではライムライトとアキュチップを使用しています。
加齢に伴い現れる、しみやくすみ、毛細血管の拡張などの症状をIPLという光を照射して改善させます。またコラーゲン再生能力を刺激することで小じわ、毛穴、ニキビ痕が目立たなくなり肌のキメが整い、なめらかな肌になります。
治療部位に少し茶色いかさぶたの様な物が出来たり、ひりひり感が数時間残ることはありますが、お化粧も出来、リスクが少なく人気の治療です。
1ヶ月に1回の治療を3〜5回程度行い、徐々に効果を出していくタイプの治療です。

あまり費用をかけたくない方、ゆっくりで良いのであまり強い治療はしたくない方、シミが増えたり濃くなったりするのを抑えたい方、レーザー治療後の炎症後色素沈着を予防改善したい方などにおすすめなのは
④ 塗り薬治療
当院では2種類の美白薬を取り扱っています。
・ディーアールエックスHQブライトニング、ダブルブライトE
チロジナーゼという酵素の働きを抑制しメラニンの産生を防ぐハイドロキノンを4%配合した美容液、クリームです。
1日2回、洗顔後に化粧水を塗った後にしみの気になる部位に伸ばします。
化粧品感覚での使用が可能ですが、まれにアレルギー症状がおき、赤みやかゆみがでることがあります。
・HRクリーム(院内製剤)
5%のハイドロキノンと肌の新陳代謝をたかめる作用のあるレチノイン酸というお薬を配合したクリームです。
1日1回、夜、洗顔後に化粧水を塗った後にしみの気になる部位に伸ばします。
このクリームは処方薬となっており、慣れるまで、皮膚が赤くなったりカサついたりすることがあるため医師の指示のもとでの使用が必要です。

その他肝斑の方にはトラネキサム酸の内服などをおすすめすることもあります。

しみにお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

2019-02-08T11:41:15+00:002019年2月8日金曜日|ブログ|