お子さんだけじゃなく、大人でも他人にうつる可能性のある感染症にかかった場合は、他の方に病気を広げないために外出や生活の制限などの感染対策が必要になります。

特に麻疹、風疹、水痘は感染力がとても強いので外出しないようにしないといけません。
病院に受診する場合にも、もしかしたらと思う場合は隔離などの対策が必要になるためあらかじめ電話問い合わせをしていただいて受診した方が良いのでご協力お願いいたします。

お子さんの場合学校保健安全法という法律で決まっているので出席停止期間がはっきりしています。
大人の場合は基準がないため迷うことがありますが基本的には学校保健安全法による出席停止期間を参考に、職場に相談をして決めていただいたく事になります。

皮膚科でよくみる感染症の感染対策をまとめてみたので、疑わしい場合や診断された場合に参考にしてみてくださいね。

*麻疹(ましん、はしか)
感染経路:空気感染、飛沫感染 
外出は控えて下さい。
感染の恐れのある期間:発症1日前から発疹出現後の4日後まで
出席停止期間:解熱後3日を経過するまで

*風疹(ふうしん、みっかばしか)
感染経路:飛沫感染 経上気道的に感染します。
外出は控えて下さい。
感染の恐れのある期間:発疹出現する前後1週間
出席停止期間:発疹が消失するまで
妊娠初期の妊婦の感染で先天性風疹症候群の発症があり得ます。接触に注意してください。

*水痘(すいとう、みずぼうそう)
感染経路:空気感染、飛沫感染、接触感染、母子感染 
外出は控えて下さい。
感染の恐れのある期間:発疹出現1〜2日前から痂皮形成まで(平均5〜10日程度)
出席停止期間:すべての発疹が痂皮化するまで
接触後72時間以内であればワクチン接種で発症の阻止、または症状の軽減が期待出来ます。

*帯状疱疹
感染経路:接触感染 水痘のような空気感染、飛沫感染は少ない 免疫不全者がいる場合は注意が必要
登校の目安:学校—病変部が適切に覆ってあれば登校可能
保育所・幼稚園—すべての発疹が痂皮化するまで登園を控える。保育所職員はすべての発疹が痂皮化するまで保育児と接触しないこと。

*単純ヘルペスウイルス感染症
感染経路:接触感染
登校の目安:口唇ヘルペス・歯肉口内炎のみであればマスクなどして登校可能。保育所では発熱がなく、よだれが止まり食事ができること。発熱や全身性の水疱がある場合(Kaposi水痘様発疹症)は欠席して治療が望ましい。

*溶連菌感染症
感染経路:飛沫感染、接触感染
登校の目安:適切な抗菌薬療法開始後24時間以降は可能

*伝染性紅斑(りんご病)
感染経路:飛沫感染 
出席停止:発疹が出現した時はすでに感染力は弱まっているためなし。発熱、関節痛などがある場合はお休みした方がよいです。
妊婦の感染では流産などを生じる恐れがあるため、学校での流行時は保護者も感染に注意を。

*手足口病
感染経路:飛沫感染、糞口(経口)感染、接触感染
登校の目安:食事をとりにくい、発熱、全身がだるい、下痢、頭痛などの症状がなく全身状態が安定している場合は登校可能。保育所では解熱後1日以上経過し、食事が出来る事。
水疱が乾燥して、咽頭の炎症、口内疹が治っても糞便中にウイルスが2〜4週排出されるため、糞便の始末に注意が必要です。しっかり手洗いしましょう。

*伝染性膿痂疹(とびひ)
感染経路:接触感染
出席停止の必要はないが、炎症症状が強い場合や化膿した部位が広い場合は直接触らないように注意し覆うこと。
プールや水遊びは病変の悪化を招いたり、他人にうつす恐れがあるため治癒するまで禁止。

*伝染性軟属腫(みずいぼ)
感染経路:接触感染
出席停止の必要はない。
プールではうつらないためプールに入っても構いませんが、タオルやビート板などを介してうつることがあるため共用は避けましょう。施設での基準に従って下さい。

*あたまじらみ
感染経路:接触感染
出席停止の必要はない。発生した場合は周囲のみんなで一斉に治療を始めましょう。
治療をすればプールに入っても構いませんが、タオル、ヘアブラシ、帽子の貸し借りはやめましょう。

*疥癬
感染経路:接触感染
治療を始めれば出席停止の必要はないですが、手をつなぐ遊戯などは避けましょう。
角化型は治癒するまで外出は控えること。
プールに入っても構いません。