口回りや陰部に赤い斑点がでて、その後色素沈着が起き繰り返すという病気があります。

固定薬疹という病気です。

特徴ですが
・原因となるお薬を内服することで同じ部位に繰り返し同じかたちの発疹が出る。

・内服後30分から数時間程度で発疹がでることが多い。
 〜かゆみや灼熱感に続いて2〜3センチくらいの円形または楕円形の紅斑、水疱などがでます。

・全身どこにでも出る可能性はあるが、口回りや陰部、手足に出来る事が多い。
 〜単発の事が多いですが、多発したり発熱や関節痛などの全身症状を伴うこともあります。

・原因となるお薬は消炎鎮痛剤や抗生剤などの頓用薬が多い。
〜生理痛や頭痛で痛み止めを飲んだり、風邪で処方された抗生剤を飲んだ後にでるという方が多いですが、珍しいものとしてトニックウォーターやアスパラガス、ラクトース、レンズ豆、チーズ、カシューナッツなどの食べ物でも起きることが報告されています。

・原因となるお薬をやめると数日で赤みが引いて来る。
〜一度症状が出ると、その後しばらく内服しても症状が出ない時期があります。

・治った後に色素沈着が残る。
〜少し紫色がかった色素沈着です。繰り返しているとだんだん濃くなって来ます。色素沈着が起きないタイプもあります。

口回りに発疹が出るときは、ご本人がヘルペスだと思っていることも多いですが、生理の時に必ずヘルペスが出るんですという方で、実は生理痛のためにイブやノーシンなどの痛み止めを飲んでいたため固定薬疹が出ているという方が潜んでいることがあります。

お薬をやめると治る病気なので、診断が重要になります。
似た様な発疹が出るなと思う方は、一度皮膚科医に相談してみてください。