ここ数日恵比寿在住の方がチャドクガ皮膚炎で沢山受診されています。
公園に行きましたという方もいらっしゃれば、特に思いあたることはなく街を歩いていただけという方。
毛虫を持参された方も!!(注:毒針がつくので出来れば触らない方がいいです)
チャドクガ皮膚炎の特徴は
・腕や首などの露出部に小さい赤い斑点が密に散在します(衣類に毒針が残っていた場合ほかの部位にも症状が出て来ることがあります)
・とてもかゆいです
・ツバキ科の低木(ツバキ、サザンカ、チャノキ)に集まる毛虫の毒針に触れると発症します
・時期は5〜6月、8〜9月が多いです。
・触れた直後から発症し1〜2日たつと更に症状はひどくなります
・公園の木や生け垣の近くを歩いたときに発症する事が多いですが、とても細くて軽い毒針が風に乗って飛ぶので街を歩いているだけや外に干した洗濯物からでも発症します
対処法は
・毛虫に触れたときはセロハンテープやガムテープなどで触れたあたりの毒針を除去します
・石鹸と流水でよく洗い流して下さい
・触れた可能性のある衣類は他の洗濯物とわけて、出来れば二回くらい洗濯してください
・熱に弱いので乾燥機をかけたり、スチームアイロンをするのもよいです
皮膚炎の症状が出た場合は市販の虫さされの薬を外用して様子をみていただくと良いですが、症状が強く、かゆくてたまらない!という時は強いステロイド外用薬を塗った方が良いので皮膚科を受診するようにして下さいね。
何よりも予防が一番、散歩が気持ちよい季節ですがこの時期濃い緑の硬い葉っぱを持つ低木には近寄らないように気をつけてください。