6月1日に手の多汗症の保険適応の治療薬が発売開始になりました。
アポハイドローションという外用薬です。
1日1回寝る前にスプレータイプになっているお薬を外用します。
汗を出すエクリン腺という腺に発現するムスカリン受容体というところにお薬が作用して汗の分泌を減らしてくれます。
抗コリン作用があるため、外用後顔を触らないようにしなければいけませんし、緑内障、前立腺肥大の方には処方できません。
12歳以上の方が基本的な適応となります。
当院ではそのほかにイオン導入の治療(保険適応)や塩化アルミニウムローション外用(保険適応外)があります。
手の汗でお困りの方はご相談ください。